入社からフルリモートワークの9ヶ月間を振り返ってみた

この記事は、弁護士ドットコム Advent Calendar 3日目の記事です。

前日は hkano さんの 「OpenSearchを使ってみる」でした。

https://qiita.com/advent-calendar/2021/bengo4com

qiita.com

2021年3月1日に入社した k-anz です。弁護士ドットコムでエンジニアをやっています。

今回は「入社からフルリモートワークの9ヶ月間を振り返ってみた」ということで、3月の入社から最近までのタイムラインを作りつつ、その時にあったことや感じたことを書いていきたいと思います!

入社からフルリモートワークの9ヶ月間を振り返ってみた

  • 2021年3月の入社から、直近 11月までのできごとを振り返りました
  • 下図、赤背景で書いてある「出社」の日以外は、すべて自宅からリモートで作業をしていました

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タイムライン

(画像はクリックで拡大できます)

3月 (入社~入社1ヶ月)

1〜3月

3月1日、入社初日のオリエンテーションは本社にて行われる予定だったのですが、2月上旬に緊急事態宣言が延長されたことを受けて、急遽オンラインでの開催に切り替わりました。

私の場合、採用面接も全体通してリモートで進行していたので、社内の誰とも実際に会うことなく勤務がはじまることになりました。

そのことに正直かなり不安もありましたが、始まってみれば、

  • 入社直後は特にまめに 1on1 をしていただいたので、気になったことを気軽に聞けた
  • 困ったことを Slack 等に書けば、すぐに誰かからレスポンスがあった
  • コミュニケーションが柔らかい人が多く、変なプレッシャーを感じずに発言できた

ので孤立感もなく、安心して業務に入っていけました。

4〜6月 (~入社4ヶ月)

4〜6月

プロジェクトに本格的に参加し、PHP の開発を進めていました。

このころ、はじめてユーザー影響のある障害を起こしました。他のエンジニアの方と通話や画面共有を繋ぎながら、ひとつずつ対処を教えていただいたことを今でも覚えています。障害のときにイヤな汗をかく感覚は、作業場所が家であろうと会社であろうと同じものでした。笑

また、5月に健康診断があり、その際にはじめての出社をしました。コロナ禍以前の転職では、面接等で採用前に何度かオフィスを訪れることが多かったので、入社してからはじめて会社に行くというのは新鮮でした。

初出社がうれしくて撮った、会社のフロア案内の写真

社内はフリーアドレス制になっているので、どこに座ったら良いものかドギマギしつつ*1、書類の提出や名刺・入館カードの受け取りをして、はじめての物理出社の日を過ごしました。

このときは多くの人たちが在宅勤務をしていたので、オフィスは閑散としていて少し寂しかったのを覚えています。

7〜9月 (~入社7ヶ月)

7〜9月

この前後から、開発だけでなく、施策の検討やチームメンバーのタスク管理などを行うようになり、仕事の幅が広がってきました。

チームの人たちともだいぶ打ち解けてきたことや、いままでに経験のない分野の仕事に挑戦しはじめたこともあり、このころは Slack で作業実況をたくさんしていました。

  • 「どの画面でダイアログ出すのがいいかな」
  • 「もしかしてどこで出すかによって実装難易度も違ったりする?」
  • 「これをどうやって A/B テストしよう」

など思考を Slack 上で発話しながら作業を進めていく感じです。以下リンクのブログで言われている「 Working Out Loud 」と呼ばれるものと近いかもしれません。

テキストとして残しながら思考を進めていくことで、手の空いたときにチームの人がアドバイスのコメントをくれたり、自分自身で行った作業を思い出すときの助けになりました。

blog.studysapuri.jp

このあたりでワクチン接種のため 2回ほど出社していますが、本当にワクチンを打ってすぐ帰るようなかたちだったので、同僚と会うことはありませんでした。

緊急事態宣言が延長され、しばらくまたリモートワークも続きそうだったので、この頃に改めて、ヘッドセットなどリモートワーク向けの機材を増やしました。また、会社に行かないのをいいことに、髪の毛を脱色してヤンチャな髪色にしたりもしました。笑

10〜11月 (~入社9ヶ月)

10〜11月

あまりにも家族以外の人と会わない・喋らない生活が続き、かえって人と会うのが怖くなってきたのがこの頃です。

(当時の自分のツイートです)

実際に顔を合わせてお仕事もしてみたいな、でも家の環境も整ってきて快適*2なので離れたくないな、みたいな気持ちで日々仕事をしていました。

そんな

  • 人間こわい
  • 自宅の作業環境が最高
  • でも人恋しい

の気持ちがないまぜになっていた11月の中旬頃、タイミングが合ったので、プロジェクトのメンバー数人とはじめて対面して、作業&ごはんをすることになりました。

会ってみてどうだった?

姿をはじめて目にしたことによる新鮮さはありつつも、話してみると「はじめて会った気がしない」という不思議な感じでした。

いらすとや「オフ会のイラスト」

雑にいらすとやの画像を持ってきてしまいましたが、私に見えていたのはわりと本当にこんな世界でした。(あ、あのアイコンの中の人が動いて喋っている……)というような感じです。

正直なところ「会ったことで、ものすごく仕事がしやすくなる」だとか、「会ったからわかることが増える」ということはあまり感じなかったので、リモートにしても対面にしても、接点を多く持ち、日頃からコミュニケーションをしっかりと取って行くことが大事なのかな、と思いました。

今後もしばらくリモートワークが続きそうなので、引き続きコミュニケーションを密にしながら頑張って行けたらと思います!


明日は @shotanue さんの 「 JetBrains GatewayをSSM経由でEC2に繋ぐ 」です。

*1:いま思えば、フリーアドレスなので好きなところに座ればいいわけですが……笑

*2:特に家での作業は、気分転換の手段をいろいろ自由に用意できるのが良いですね。最近の私は作業の合間にハーゲンダッツを食べる瞬間が至福のときです。