AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 試験の受験記

受験日とスコア

  • 受験日: 2021/7/17
  • スコア: 795
  • 結果: 合格

主な使用教材

受験までの大まかなスケジュール

  • 5月11日 試験を受けることを決める
  • 5月24日 1回目の Udemy 模擬問題を解く(正答率60%)
  • 6月17日 2回目の Udemy 模擬問題を解く(正答率49%)
  • 6月22日 試験を予約
  • 7月13日 AWS 公式の模擬試験を解く(正答率65%)
  • 7月17日 試験受験, 合格

恥ずかしながら、問題を解いて初見で合格ラインに達せたことが、受験までのあいだで一度もありませんでした。

受験までの AWS 使用経験

トータルで経験年数 2年ほどになります。触ったことのあるサービス(とりあえず思いついたものを思いついた順に並べてみました)は以下の通りです。

  • VPC, EC2, ECS, ECR, Lambda, RDS, Aurora, ALB, Route53, CloudFront, S3, SNS, CloudWatch, CloudFormation

受験のモチベーション

  • 前職でサーバーレス関連のサービスを中心に AWS を触ったので、対外的にアピールできる形でスキルを示したい
  • 現職場で AWS 認定試験の受験料が会社負担になったので、制度を活用したい

受験までにやったこと

Udemy の問題集を解く

細かにメモを取りながら問題を解き、答え合わせ・復習時は選択肢の絞り込み方と根拠が正しいかを確かめました。

65問を丁寧に解いて復習するので、とにもかくにも時間がかかりました。Udemy の問題集は基本的にこの勉強方法で回していたので、最終的にはこの「メモを取りながら回答→復習」を6セットこなしました。

時間はかかるものの、理解の曖昧な場所が明らかになり、ぐんぐん力がつく実感があったので良かったです(問題は解けていても正しい根拠に基づいて解けていない場合もあるので)。

教科書を通読

Udemy の問題を解くのと並行して、実務経験のない分野を中心に教科書を読みました。私が特に重点的に読んだ分野は以下です。

  • Kinesis 周りのリアルタイムデータストリーミング処理
  • オンプレミス環境からクラウド環境への移行に伴って使用するサービス・ツール類

公式のドキュメントを読む

問題を解いてつまづいた部分を中心に、ホワイトペーパーや各サービスの FAQ を読みました。

前述の教科書は、大まかな概略をつかむには良いのですが、これだけで試験に臨むには心もとない(内容がやや薄い)と感じたので、ところどころで公式ドキュメントをあたるようにしていました。

また、最新のトレンドを追う意味でも、公式ドキュメントは大事だと思います。書籍だと直近のサービスのアップデートはカバーしきれないので、教科書だと「正答」とされていることが、最新機能を前提とすると「誤答」になるケースがありました。

自分の場合だと、直近で以下のような変更がありました。

  • S3 で「強力な整合性」がサポートされる (2020年12月)
  • EBS のプロビジョンド IOPS SSD で、マルチアタッチがサポートされる (2020年2月)

Web 問題集を解く

無料WEB問題集は10問ずつ解けるので、朝早めに起きて仕事前に少し問題を解くのを習慣にしていました。

正直、この問題集は簡単な問題ばかりなので、受験前には全問余裕で解けるくらいの状態にはなっておくのが良いと思います。

公式の模擬試験を解く

いろいろな問題集を解くうちに、実際の問題のレベル感がわからなくなったので、公式の模擬問題(20問¥2200)を購入し解きました。正直、公式模擬問題はもっと早い時期にやっておけばよかったと感じています。

また、AWS 公式の模擬問題は、分野別の正答率しか返って来ないので、問題と回答をメモして自分で調べて答え合わせをするしかありません。

私はこのあたりをよく知らずに模擬試験を受けてしまったので、どの問題で自分がミスしたのもわからず、ただ点が取れず落ち込んだだけで終わってしまいました。(事前の情報収集って大事ですね。)

試験会場について

柏駅南口にあるテストセンターで受験しました。自宅での受験とどちらにするか悩みましたが、同居人もいて集中できる環境を用意するのがなかなか難しかったので、自宅外で受けることにしました。

試験会場は冷房がついていたものの、新型コロナウイルス感染対策で窓が開いており、大変に暑かったです。また、線路際の建物だったので、電車が通るたびにかなり大きな音がしたのが気になりました。あと近所にカレー屋さんがあるので、お昼どきはほんのりカレーの香りがしました……。

SAA 試験はあまり時間に追われるタイプの試験ではないので、試験への悪影響はそれほど感じませんでしたが、切羽詰まっていたらかなりイライラしただろうとは思います。次回 SAP など受ける機会があったら、それは別の会場にしようかと考え中です。

まとめ, 感想

直前までかなり勉強が難航したのですが、当日朝まで粘った結果、無事に合格できたのでよかったです。

範囲はかなり広いですが、しっかりと根拠から理解して解くことを繰り返せば、充分太刀打ちできる試験かと思います。これから挑戦する方はぜひ最後まで諦めず頑張ってください!