バックカントリー用の道具を揃えました
バックカントリー用の道具を揃えました
ここ5年ほど、スキーをしに毎シーズン群馬や新潟長野あたりのゲレンデに遊びに行っていたのですが、最近、山をスキーハイクアップしたり、手つかずの山を滑ったりしたりすることにも興味が出てきました。
そこでこの春、バックカントリー用の道具を揃えました!今回はその道具の紹介記事です。
ゲレンデスキーヤーがバックカントリーを始めるにあたって買ったもの
私は結局、以下の用具をひと揃い購入しました。トータルで15万以上になりました。。
以下、それぞれの道具について細かく紹介していきます。
板 : ATOMIC - BENT CHETLER 100 (length 172cm)
センター幅がありパウダーに対応しやすく、また、軽いためこちらにしました。
あとは、訳あり品(ビンディング穴あけ後に購入キャンセルされてしまった品)が店頭に出ていてお買い得だったんですよね。穴を埋めたあとがあるのはちょっと残念ですが、デザインもかっこいいので気に入っています。
ビンディング : G3 - ION 12
ゲレンデ用のアルペンスキーを所持している人がバックカントリーを始める場合、たぶんビンディングの選択が一番難しいと思います。
ビンディングを選ぶとき、必ずと言っていいほど出て来るキーワードが「登り重視か、滑り重視か」というものです。だいたい、スキーでの山登りをしたことがない状態で、「登りか、滑りか」と言われても答えるのが難しいわけですが。。。
私の選んだテックビンディングと呼ばれるビンディングは、その点で言えば「登り重視」の作りで、
というような特徴です。
個人的な意見ですが、行動範囲を広げていい雪を楽しく滑るためには登りの体力がそれなりに必要になるので、払えるお金と胆力があるのなら、「登り重視」の装備を選ぶのは悪くない選択だと思っています。
でもまあ、結局は、詳しい人によく話を聞いて選ぶのが良いのかな、という感触です。私もいろいろと調べたものの、どうしたものかよくわからず、最後は店員さんに説明してもらってやっと決めることができました。
サイトだとこのあたりがわかりやすかったです。ビンディングの種類
ブーツ : TECHNICA - ZERO G TOUR PRO
3着ほど試着させてもらい、軽く、前側の可動域が広めで、歩きやすそうだったためこちらにしました。
ブーツに関しても「登り重視か、滑り重視か」が問われます。私はせっかく軽いビンディングを選んだのを無駄にしたくなかったので、ブーツもなるだけ軽め(ただし剛性もそれなりにあり、滑りの安定感も見込めそう)なもので選びました。
余談 : 重量について
ここまでさんざん「重さ」の話をしてきたので、具体的に、私がゲレンデで使っている道具と、バックカントリー用に揃えた道具にどれだけ重さの違いがあるか調べてみました。板は大きさがかなり違うのでひとまず除外して、ブーツとビンディングで比べてみます。
- ゲレンデ用 片足 3367g
- ブーツ 1687g (自宅にて実測)
- ビンディング 1680g (メーカー公表値)
- バックカントリー用 1596g
- ブーツ 1017g (自宅にて実測)
- ビンディング 579g (メーカー公表値)
サイトでの公表値と自宅での実測値が入り混じっているのであくまで目安ですが、重量差は片足でおおよそ 1.7kg でした。こうして見ると、「登り重視」は「軽さ重視」とニアリーイコールなのかなという気がします。重い道具を使うほど、登りでの体力の消耗は激しくなるので。
クライミングスキン : Black Diamonds - Ascension Nylon STS
店員さんの「クライミングスキンを使うのは初めて?ならこれ。とにかく登りやすいから。」の言葉を信じてこれにしました。
出すときしまうときの扱いやすさを売りにしている商品もありますが、登りの時間は一日のうち3時間以上を占めるのに対して、シールの出し入れは一日数回なので、「登り」の性能ってとっても大事だと感じます。(ほかのシールを使ったことがないので、偉そうなことは言えないですが……!)
スキークランポン : G3 ION スキークランポン
スキークランポンはビンディングとの相性があるので、ビンディングを決めると、必然的にクランポンをどれにするかが決まってくるのかなと思います。
初心者のうちは、クランポンが必要なほどきつい斜面に行くことはそれほどないと思うので、最初は買わないでいても問題ないかもしれません。購入したものの、私も最初のツアーではクランポンは使用しませんでした。
以上、私の道具の紹介でした! なにか買い足すようなことがあればまた書こうと思います。